「麻美さんが、きらきらしてて、眩しいので‥‥‥‥」


「‥‥‥‥ふぇ?」


「なんかいいなって‥‥‥‥あ」ちょっと、素直に言いすぎちゃった。


「ごっ、ごめんなさいっ!!」


「なんで謝んの‥‥‥‥」顔を上げると、黄色い笑顔と目が合う。






「ありがとっ!!」



「は‥‥‥‥」また、ありがとう、だ。








「ねぇ」不機嫌そうな卯の花色が見える。


「俺のこと無視?」
いつの間に、私の机の上に頭を乗せている。



「なに、(そう)ちゃんはかまってちゃんなの?」


「べつにー。2人がいい感じさったからさー」
全然話せないなと思って、と口をとがらせる。


「す、すみません‥‥‥‥」


「シノはいいのー」


「え、あたしが悪いみたいじゃんっ!!!」





「_____よ」


抗議している麻美さんの後ろから、にょきっと手が出てくる。



突然すぎてびっくりした。

思わず身体ごと反応しちゃったけど、たぶん誰も見てないはず‥‥‥‥‥。



萌黄色(もえぎいろ)の声。

____えっと‥‥‥泉君だ。いつも桜庭君と一緒にいる。