淡色の君と、透明なセカイ

宣誓が終わると、各応援団の発表とか団長の言葉があって、ラジオ体操の後、学年別に別れてテントに移動。



「なんかこれだけで疲れたわー」隣であくびをする泉君が、「なに言ってんの!!まだなんにも始まってないじゃん!!」と背中を叩かれている。


「へーへー」大丈夫かな。凄い音したけど。


「いずみん、背中大丈夫?」


「いつも怪我しまくってるから平気」


「ほらー、早くいこ!!」


「なんでお前はそんな元気なんだよ‥‥‥‥」


「だって、体育祭じゃん?」


彼女の答えに、「聞かなきゃよかった」という表情(かお)をする。






『次は、1学年の________』



「やば!!縄跳びリレーの収集するんだった!!」

席に荷物を置いたかと思うと、すぐに向こう側のアーチのところに走っていく。



「んじゃ、いずみんよろしくねー!!」と振り返る笑菜ちゃんに、桜庭君が手を振っている。