ガンガン、とメガホンの叩き合う橙色が浮かぶ。
______体育祭当日。
1ヶ月なんてあっという間だった。
「宣誓________」我々は‥‥‥‥と壇上で笑菜ちゃんが叫ぶ。
目の前が、黄色でチカチカする。
「‥‥‥‥声デカ過ぎだろあいつ」斜め横で泉君が呟く。
「あれ、先輩がやるとか言ってなかったっけ?」
「なんか、押し付けられたんだと」
「そうなんですか‥‥‥‥!?」
「断りゃいいのにさ‥‥‥‥」苦労人だな、とため息をつく。
「担当の子が休んだらしいよね」
「どうせすっぽかしたんだろ」と口を尖らせる。
「なんかいずみん、機嫌わるくない?」
「いつも通りです」萌黄色が広がる。
「また貧乏くじ引きやがって‥‥‥‥」とひとりごちる。
心配してるみたい。
______体育祭当日。
1ヶ月なんてあっという間だった。
「宣誓________」我々は‥‥‥‥と壇上で笑菜ちゃんが叫ぶ。
目の前が、黄色でチカチカする。
「‥‥‥‥声デカ過ぎだろあいつ」斜め横で泉君が呟く。
「あれ、先輩がやるとか言ってなかったっけ?」
「なんか、押し付けられたんだと」
「そうなんですか‥‥‥‥!?」
「断りゃいいのにさ‥‥‥‥」苦労人だな、とため息をつく。
「担当の子が休んだらしいよね」
「どうせすっぽかしたんだろ」と口を尖らせる。
「なんかいずみん、機嫌わるくない?」
「いつも通りです」萌黄色が広がる。
「また貧乏くじ引きやがって‥‥‥‥」とひとりごちる。
心配してるみたい。



