おでこの違和感に顔を上げると、「困ったら助けてやる」と泉君が言う。 おでこに刺さっていた彼の指が離れて、なんだか変な感じが残った。 「もし他の人がやってくれなかったら、お願いします」 「真面目かよ」と薄桜色の声で笑う。 今日から新入部員が入ってくるし。 頑張らなきゃ‥‥‥‥。