「うん。中学の頃は点数よかったんだよ」めんどいからやってないけど!!とオレンジ色の声が返ってくる。


「サボりの達人だからな」


「ちょっと!!なにそれ!!」


「誉めてんだよ」


「はぁ!?」それはないでしょ、と泉君に掴みかかっている。





「あー!!!!」

黄色が視界に広がって、思わず目を瞑った。



「んだよ、うるせーな」


「会議!!遅れる!!」言いながら、いそいそと支度を始める。


「会議ぃ?」


「リーダーだから、来年に向けた会議あんの!!」忘れてた!!と慌てて廊下に出ていく。




「忙しい人ですね‥‥‥‥」


「前はこんなじゃなかったんだけどな」薄桜色が広がる。


「そうなんですか」


「ん。ま、いーんじゃね」あいつらしいし。と立ち上がる。


「どこ行くの?」