淡色の君と、透明なセカイ

「こいつ、よく"離れない人が欲しい"って言うんだけどさ。2人がそうなってくれたら、嬉しいなって」



「‥‥‥‥いずみんは違うの?」


「や、もちろんおれも、離れるつもりはねーけどさ」でも、進学とかなるとさ‥‥‥‥、と視線を落とす。


「俺には1番麻ちゃんのこと、分かってるみたいに見えるけど」


「私も、そう思います‥‥‥‥」



「でもほら、分かんないじゃん?」


「泉君は、離れたいんですか‥‥‥‥?」


「いや。でも、多分‥‥‥‥‥‥」





「こいつはおれのこと、嫌いだと思うから」





じんわりと広がっていく薄桜色に、どう答えて良いのか分からなかった。