淡色の君と、透明なセカイ

「大活躍だったよ、シノが」


「いえ、私は、なにも‥‥‥‥‥‥!!」急に褒められて、恥ずかしくなる。


「そっかそっか」よかった、と少しだけほっとした表情になる。




「心配なら来ればよかったのに」


「や、あれはいつものことだから」今さら気にするもんでもないよ、と笑って返す。


「つか、普通におれ、やれることねーし」


「そう?」


「3人くらいでやるのが適当だろ、4人だと余るじゃん」


「泉君は、どうしてたんですか?」


「おれは部活のヤツと昼飯」惚気(のろけ)話聞かされて最悪だったわ、と遠い目をする。


「もう彼女いるんだ」


「おれはもう、なにも考えないことにしたよ」悲しくなるからさ、と笑う。


「泉君は‥‥‥‥」


「ん?」


「いえ、なんでもないです」彼女いないんですか、とか聞いたら変な風に思われる。


____と思ったのに、「彼女つくらないの?」なんてさらっと聞いている桜庭君。


「あんま興味ない」みんな入学してすぐ過ぎんだろ、と口を尖らせる。


「そうだけど、もう半年以上は過ぎてるじゃん?」