少し動くのだけでも、かなり気を使ってしまう。

大丈夫かな、と思っていたけど、
実際に2人でベッドに入ると、結構きついし。




笑菜ちゃん、寝てるよね‥‥‥?

背中近いし、気になって全然寝れない。






「____ねぇ」


「‥‥‥‥!!」





「あ、ごめん。起こしちゃった‥‥‥‥?」私がびっくりしたせいか、少し声が暗くなる。



「いえ」


「よかった」






「あの‥‥‥?」なんか用、あったんじゃ‥‥‥‥?


「はぁ‥‥‥‥」なんかさ、とため息交じりに呟く。


「やっぱ、やだなぁ‥‥‥って」


「‥‥‥‥?」



思いきって彼女の方を向く。
目が合った気がした。

暗いし、眼鏡かけてないから、よく見えないけど。





「ごはん、家族であんな風に、手合わせて食べたの‥‥‥‥久々で」


「そう、なんですか‥‥‥‥?」