「‥‥‥‥‥あ」
「ん?」
「あの、‥‥‥‥‥笑菜ちゃんに、メッセージ送ってあげてください」
「なんで?」
「寂しがってたので‥‥‥‥‥」
「シノ、面白いね」あはは、と笑う。
「そうですか‥‥‥‥‥?」そんなに変なこと、言ったかな。
「みんな、心配してました」
「そっか」ありがとう、とまたはちみつ色がにじむ。
「____そろそろ、戻らなきゃだよね」
「あ、そうですね‥‥‥‥‥」気づいたら15分くらい経ってた。
「送ってくよ」
「え、でも、駐車場ですし‥‥‥‥‥」
「俺が誘ったんだから、このくらいさせて」
「わ、分かりました‥‥‥‥‥」またお母さんに誤解されちゃうなぁ。