「シノ!!さっきぶり」
彼がそう言って現れたのは、そろそろ帰ろうかというところだった。
お母さんは、桜庭君が私服までかっこいいからか完全にノックダウンされたみたい。
「お邪魔だから、お母さん先に行くね!!」顔を赤くしながら、1人で荷物を持って行ってしまった。
___そんなんじゃ、ないのにな。
「____シノ」
「ふぁっ、はい!!」
「行こっか」と言う彼について、スーパーを後にする。
____ふわ、と吐息が白く広がっていく。
「今日も寒ぃね」マフラーに顔を埋めている。
みんながかわいいと言っているのはこういうところなんだろうな、と思う。
「そうですね」
言いながら、促されるまま近くの広場にあるベンチに2人で腰かける。
「これ、いる?」
大きなトートバッグの中からおにぎりを渡してくる。
黄色い割引クーポンがついてる。
「え、いいんですか」
「俺が誘ったんだし」
前も、こんなことあったな。笑菜ちゃんと。
「ありがとうございます」差し出されたおにぎりを受け取る。
こういうのは、奢られた方がいいのかな、と思う。
彼がそう言って現れたのは、そろそろ帰ろうかというところだった。
お母さんは、桜庭君が私服までかっこいいからか完全にノックダウンされたみたい。
「お邪魔だから、お母さん先に行くね!!」顔を赤くしながら、1人で荷物を持って行ってしまった。
___そんなんじゃ、ないのにな。
「____シノ」
「ふぁっ、はい!!」
「行こっか」と言う彼について、スーパーを後にする。
____ふわ、と吐息が白く広がっていく。
「今日も寒ぃね」マフラーに顔を埋めている。
みんながかわいいと言っているのはこういうところなんだろうな、と思う。
「そうですね」
言いながら、促されるまま近くの広場にあるベンチに2人で腰かける。
「これ、いる?」
大きなトートバッグの中からおにぎりを渡してくる。
黄色い割引クーポンがついてる。
「え、いいんですか」
「俺が誘ったんだし」
前も、こんなことあったな。笑菜ちゃんと。
「ありがとうございます」差し出されたおにぎりを受け取る。
こういうのは、奢られた方がいいのかな、と思う。