「‥‥‥‥ごめんなさい」


「気にしてないよ」


「でも____」





「____2人とも、どこ行ってたの?」

人が少ないところに出ると、笑菜ちゃんが声をかけてきた。



「お守りのとこ」


「人混みで全然見えなかったよ」


「ごめんごめん」


「それ、なんですか?」彼女が持っている紙コップが目に留まる。


「甘酒!!」


「あまざけ‥‥‥‥‥‥」

見ると、泉君も紙コップを持っていた。



「飲酒になるのでは‥‥‥‥‥‥?」


「赤ちゃんも飲めるんだって!!いずみんから聞いた」


「へぇ、そうなんだ」



桜庭くんが列に並ぶのを見て、私も後ろにまわる。

受け取った紙コップに半分くらい入っていた。

見た目より多くないんだ‥‥‥‥‥‥。