◇
「では、号令お願いします」
「「ありがとうございましたー」」
「うおおお〜‼︎昼飯じゃあああ〜‼︎」
物凄い声量で近藤がそう叫んだ。
「…近藤、うるせぇ。」
鼓膜破れるかと、思ったわ。
「ごめんって〜。」
近藤は頭をぽりぽりと掻くと、舌を出してみせた。
お前、絶対反省してないだろ……
「なあ。近藤」
「何だ?」
「五時間目って何だっけ?」
「今日水曜だよな?ってことは……体育じゃね?」
「げっ……」
運動がこの世で一番苦手な俺としては、体育の授業ほど憂鬱なものは無い。
「じゃあオレはっ、愛しのマイエンジェル雪菜の所へ行って来るわ♪」
ちなみに雪菜というのは、近藤の彼女、麻倉さんの名前だ。
「お昼♪お昼♪雪菜と一緒にお・ひ・る‼︎」
テンションダダ下がり中の俺のことなどは無視し、
鼻唄を歌い、スキップしながら、教室を出ていく近藤。……ご機嫌だな。
さて、俺も着替えに行くか…
体操服入りのナップサックを机の横のフックから外すと、俺は更衣室に向かった。
「では、号令お願いします」
「「ありがとうございましたー」」
「うおおお〜‼︎昼飯じゃあああ〜‼︎」
物凄い声量で近藤がそう叫んだ。
「…近藤、うるせぇ。」
鼓膜破れるかと、思ったわ。
「ごめんって〜。」
近藤は頭をぽりぽりと掻くと、舌を出してみせた。
お前、絶対反省してないだろ……
「なあ。近藤」
「何だ?」
「五時間目って何だっけ?」
「今日水曜だよな?ってことは……体育じゃね?」
「げっ……」
運動がこの世で一番苦手な俺としては、体育の授業ほど憂鬱なものは無い。
「じゃあオレはっ、愛しのマイエンジェル雪菜の所へ行って来るわ♪」
ちなみに雪菜というのは、近藤の彼女、麻倉さんの名前だ。
「お昼♪お昼♪雪菜と一緒にお・ひ・る‼︎」
テンションダダ下がり中の俺のことなどは無視し、
鼻唄を歌い、スキップしながら、教室を出ていく近藤。……ご機嫌だな。
さて、俺も着替えに行くか…
体操服入りのナップサックを机の横のフックから外すと、俺は更衣室に向かった。