急な夕立にあってしまった。 急いでバス停の屋根の下に逃げる。 コンビニもない田舎ではこの避難場所は貴重だ、 雨雲が連れてくる夏。 去年は隣にいた君。 今はひとりの僕。 心にぽっかり空いた穴はそのまま残っている。 夏、君は帰ってくるのだろう。 僕は会いに行く。君に手を合わせるために。