確かに、遠い遠い過去の人だけど。一緒に過ごした日々がある。共に感じた熱がある。伝え合った想いがある。ただ時代が違うだけ。皆、私達と同じように生きていた。
「歴史を難しく考えないで? 歴史はアルバムみたいなものだから。過去の人達の生きた証が詰め込まれたアルバム。そのアルバムの中には私達だっている」
「私達も?」
倉石さんが首を傾げる。
「そう。例えどんな昔の人でも、その人達が存在したから私達がいる。そして私達がいるから未来へ残して繋いでいけるものがある」
過去と現在は決して切り離されたものじゃない。現在と未来だって同じ。
「歴史を好きにならなくてもいい。ただ過去も現在も、未来も全て繋がっていることだけは忘れないで欲しい」
その繋りが歴史だから。
少しでもいい。考えてみて欲しい。好きにならなくても、関係ないと目を背けないで欲しい。そうすればきっと見える。自分の心の中に真実が……。
「歴史を難しく考えないで? 歴史はアルバムみたいなものだから。過去の人達の生きた証が詰め込まれたアルバム。そのアルバムの中には私達だっている」
「私達も?」
倉石さんが首を傾げる。
「そう。例えどんな昔の人でも、その人達が存在したから私達がいる。そして私達がいるから未来へ残して繋いでいけるものがある」
過去と現在は決して切り離されたものじゃない。現在と未来だって同じ。
「歴史を好きにならなくてもいい。ただ過去も現在も、未来も全て繋がっていることだけは忘れないで欲しい」
その繋りが歴史だから。
少しでもいい。考えてみて欲しい。好きにならなくても、関係ないと目を背けないで欲しい。そうすればきっと見える。自分の心の中に真実が……。