「今日の体育は、外だよ。てか、もう手が冷えてんじゃん。」

そう言われながら、ぴたっと、あおに腕を触れられてしまって…
親友には、俺が我慢しているのも、すぐにばれてしまうらしい。

「俺の貸すから。」

ふわっと、あおが着ていたジャージを肩にかけられてしまった…

「隣のクラスにジャージ借りて来るから、先に行ってて。」

『あぁ、分かった。ありがと。』

あおは、隣りの教室に行ってしまった為、俺は下駄箱の方へと向かった。