「ごめん、今日は先に帰る。」

少しの沈黙の後、そう言うと、あおは立ち上がり1人で帰ってしまった。

本当は、すぐに呼び止めたかったけれど、声が出なくて、苦しくて

俺はただ小さくなる背中しか見つめられなかった。