「唯、行くよー。って、上着は?」

少し驚いた顔の、あおと目が合った。

『あー、忘れたんだ。でも全然大丈夫だから、行こ。』

答えながら廊下に出るとすぐに、腕へ鳥肌が立ってしまった。

でも、動き出したら、温まるし大丈夫だろう。そう思ってたら、