俺は大丈夫ですよ、と返事しつつも…

少しがっかりしてしまった。

まぁ、しょうがないかと、遠くからもう一度、あおを眺めて帰ろうとすると、思わず目が合ってしまった。


ん?

あおの口が動いていて目を凝らす。

あおの口は、教室で待っててと動いていた。


そして、焼きそばの入ったパックを2つ持ち上げて見せてくれた。

良かった、取置きをしてくれてたみたいだ。

俺はホッとして、ジュースを2本買った後、教室で待つことにした。