しばらくすると詠斗がベッドから起き出してきて「なんだ、先に起きてたのか」と、眠そうな目で話しかけてきた。
「う、うん」
ぎこちなく頷くと、詠斗は遠慮なく着替えを始めた。
パジャマ変わりのジャージを脱ぎ捨てるとそこにほどよく筋肉のついた肉体美が現れる。
初めて見るわけでもないのに妙に意識してしまって燐音は真っ赤になって顔をそむけた。
「あ、悪い」
それに気がついた詠斗が気まずそうに呟いて下のベッドへと潜っていった。
そのままそこで着替えを済ませて、制服姿で現れる。
ホッとしたような、なんだか少し残念なような気がしてしまう。
最初は裸になることなんて気にしていなかったはずなのに、どうして今更?
そんなふうに感じていると、詠斗は「先に食堂に行ってる」と言い残してそそくさと部屋を出ていってしまったのだった。
今日は朝食を食べた後はバスで学校へ戻るだけだ。
特にやることもないから早めに食堂へ行くのはわかるけれど、なんとなく避けられているような気がするのは気のせいだろうか?
燐音はひとりになった部屋の中で詠斗のことを考えながら着替えをしたのだった。
「う、うん」
ぎこちなく頷くと、詠斗は遠慮なく着替えを始めた。
パジャマ変わりのジャージを脱ぎ捨てるとそこにほどよく筋肉のついた肉体美が現れる。
初めて見るわけでもないのに妙に意識してしまって燐音は真っ赤になって顔をそむけた。
「あ、悪い」
それに気がついた詠斗が気まずそうに呟いて下のベッドへと潜っていった。
そのままそこで着替えを済ませて、制服姿で現れる。
ホッとしたような、なんだか少し残念なような気がしてしまう。
最初は裸になることなんて気にしていなかったはずなのに、どうして今更?
そんなふうに感じていると、詠斗は「先に食堂に行ってる」と言い残してそそくさと部屋を出ていってしまったのだった。
今日は朝食を食べた後はバスで学校へ戻るだけだ。
特にやることもないから早めに食堂へ行くのはわかるけれど、なんとなく避けられているような気がするのは気のせいだろうか?
燐音はひとりになった部屋の中で詠斗のことを考えながら着替えをしたのだった。