「予め箸の先に色をつけてあるから、同じ色を引いた者同士でペアになってもらう」
よりによって部屋決めがくじ引きだなんて!
あいうえお順で一番前の席の生徒から順番に割り箸を取っていくことになってしまい、燐音の番はすぐに回ってきた。
まぁいいか。
ここで誰とペアになったとしても、当日休んでしまえばなにも心配はいらない。
そう割り切って燐音は箱に入っている割り箸を一本選んで引き抜いた。
割り箸の先には赤色のマジックで塗られていて先に引いたふたりとは別の色だということがわかった。
ひとまず彼らとは同室にならなくて良さそうだ。
けれどくじ引きはまだまだ続く。
燐音が席に座った後も次々と生徒たちが割り箸を引いていき、その度に何色があたったのかヒヤヒヤしながら確認した。
だけどなかなか赤色は出ないようだ。
そして詠斗の番になったとき燐音は自然と目を更のようにしてその姿を見つめていた。
もし詠斗が他の誰かと同室なったら嫌だ……なんて気持ちが湧いてきたところで左右に首を振ってその気持をかき消した。
別に、詠斗が誰と同室になろうが自分には関係ないはずだ。
よりによって部屋決めがくじ引きだなんて!
あいうえお順で一番前の席の生徒から順番に割り箸を取っていくことになってしまい、燐音の番はすぐに回ってきた。
まぁいいか。
ここで誰とペアになったとしても、当日休んでしまえばなにも心配はいらない。
そう割り切って燐音は箱に入っている割り箸を一本選んで引き抜いた。
割り箸の先には赤色のマジックで塗られていて先に引いたふたりとは別の色だということがわかった。
ひとまず彼らとは同室にならなくて良さそうだ。
けれどくじ引きはまだまだ続く。
燐音が席に座った後も次々と生徒たちが割り箸を引いていき、その度に何色があたったのかヒヤヒヤしながら確認した。
だけどなかなか赤色は出ないようだ。
そして詠斗の番になったとき燐音は自然と目を更のようにしてその姿を見つめていた。
もし詠斗が他の誰かと同室なったら嫌だ……なんて気持ちが湧いてきたところで左右に首を振ってその気持をかき消した。
別に、詠斗が誰と同室になろうが自分には関係ないはずだ。