でも、恋人にするならと考えると女の子のイメージは浮かんでこないのだ。
『ふぅん?』
明里はなにか考え込むような表情で腕組みをした。
『好きなんだけど』
それから3日後にまた燐音は女子生徒から呼び出しを受けて校舎裏へとやっってきていた。
今度の相手は燐音よりも背が高くて、モデルみたいなスタイルをした先輩だった。
燐音の見た目のせいか、なぜか年上からばかりモテるのだ。
モデル級の先輩は自分がフラれるわけがないと思っているのか、長い前髪をかきあげたり、細いウエストに手を当てたりしている。
他の男子生徒だったら泣いて喜びそうな相手だけれど、やはり燐音の心が高鳴ることはなかった。
大きな胸も、切れ長の美しい瞳も興味をそそられない。
『先輩……ごめんなさい』
『じゃ、一緒に帰ろうか』
先輩は自分が断られたことに一瞬気が付かなかったようで、燐音と一緒に帰るつもりで手を差し出した。
『ふぅん?』
明里はなにか考え込むような表情で腕組みをした。
『好きなんだけど』
それから3日後にまた燐音は女子生徒から呼び出しを受けて校舎裏へとやっってきていた。
今度の相手は燐音よりも背が高くて、モデルみたいなスタイルをした先輩だった。
燐音の見た目のせいか、なぜか年上からばかりモテるのだ。
モデル級の先輩は自分がフラれるわけがないと思っているのか、長い前髪をかきあげたり、細いウエストに手を当てたりしている。
他の男子生徒だったら泣いて喜びそうな相手だけれど、やはり燐音の心が高鳴ることはなかった。
大きな胸も、切れ長の美しい瞳も興味をそそられない。
『先輩……ごめんなさい』
『じゃ、一緒に帰ろうか』
先輩は自分が断られたことに一瞬気が付かなかったようで、燐音と一緒に帰るつもりで手を差し出した。