今はお互いに裸だし、燐音は子猫を抱っこしているしと、パニック寸前だ。
「あ、悪い。ついキレイで」

「もう! なに言ってんのさ! 詠斗も早くシャワーで泡落しなよ」
「あ、あぁ。そうだな」

頷く詠斗も、燐音も耳まで顔が真っ赤になり、心臓がドクドクと高鳴っていたのだった。