「本当に!?」
そうなのかなと思う態度はいくつも見てきたけれど、ちゃんと報告されるとこっちまで嬉しくなる。

「ま、まだ秘密にしててくれよ」
大きな声を出してしまった燐音に京介が慌てている。

だけどこのふたりも結構ひと目を気にせずくっついているから、周りに知られるのは時間の問題だろう。

「わかった。ふたりともおめでとう」
燐音は小さく拍手したのだった。