燐音は驚いて目を丸くした。
「謝る?」

「あぁ。さすがにちょっとやりすぎたし……」
京介も本当に反省しているように眉を下げた。

でも、このふたりがどうして急に改心したのかわからない。
油断させておいてなにかするつもりなのかもしれない。

「な、なんだよ急に」
たじろいでいる燐音を見て、京介と克也は目を見交わせた。

そして観念したように、自分の気持ちをぽつぽつと話し始めたのだった。