第1話
物語は主人公アルスが悪魔の力を覚醒され、様々な犠牲を乗り越えひと段落したところから始まる。
構成として、それらの過去は徐々に明かされることになる。
1話冒頭でアルスはノリア帝国に位置するヴァレーと言う都市を訪れる。主人公が直前まで滞在していたスピニア帝国との境界に位置し、ノリア帝国の帝都までの道のりにあったためアルスは中継地点として利用することにした。
そのヴァレーで出会った少女、アリスは案内人を務めている。案内人とはその都市のことを知り尽くし、外から訪れた観光客や旅人を案内することで報酬を得る仕事。一般的には金銭に困った貧民層などが行っており、アリスも決して裕福な家庭の生まれではない。
第1話ではアルスとアリスの出会いとアルスがヴァレーを訪れた理由、ある程度の世界観を描きつつ第2話以降での二人の絡みをほのめかすように締めくくる。