「うわー緊張するね......」
リズがおどおどしながらそう言う。
他の皆が見ると明らかに落ち着きが無い様子だ……それも無理も無いだろう……。
なぜなら今から対峙するチームはギルド直属のベテランのSランクパーティー”ドラゴンノツバサ“だ。
「やっぱりベテランだから凄いオーラがあるね~」
レズリタが目を細めながらそう言う。すると相手のパーティーメンバーらしき女性が前に出て高らかに宣言した。
「優勝はこの私達に決まってるわ! 私達に勝てない人は誰もいないもの!」
堂々たる勝ち名乗り、流石ベテラン組といったところだ。その様子を見る限り、相手パーティーの実力がかなり高いことは明らかだ。今までのギルドの経緯を振り返ってみても並々ならぬ努力を日々重ねていることが分かる。
もし戦うことになれば一筋縄ではいかないだろう……そう思うと体が僅かに震える……。しかし怖気ている場合では無いのだ、なぜなら絶対に優勝すると決めていたのだから……。
「やっぱりベテランは強いな……」
エリックが憧れるように呟く……。私はその声に頷くと続きを話す。
《では次はパーティーのご紹介!……同じくギルド直属のSランク冒険者”ブレイブソウルズ”!!》
紹介されると巨躯な体を誇示するかのように大柄の男とその仲間に端正な顔つきの女性が出てくる。
それと同時に観客たちは湧き上がった声をあげる……。
流石はベテランのパーティーだけあって勢いがほかの比じゃない。その大きさに飲まれかかっている者もチラホラ見受けられる。
そういえばふと私に疑問が湧いてきた……。
私たちのパーティー名ってなんだ……?そう思い私はリズに聞きいてみる。
「ねえ私たちのパーティー名って何……?」
そう聞くとリズは口を開く。
「私たちのパーティー名は"龍"だよ!」
へぇ……そうだったのか、なかなかカッコいいではないか! 短くて覚えやすいし、私たちを表している言葉なのだろう……。
すると相手パーティーの紹介が終わり次は私たちの番がやってくる――――
《最後はギルド直属のSランク冒険者”龍“のご紹介です! このパーティは最近結成したばかりのパーティーですが、異例の昇格によりSランク冒険者になったとのことです!》
ギルドの受付嬢が最後の紹介をすると相手パーティーの顔が微かに歪み、こちらを睨みつけるように見てくる。
恐らく私たちが早く昇格してしまい、かなり気に食わなかったのだろう。それにしてもこの目つきの悪さは嫌だな……。
それからアナウンスで私のパーティー名の紹介が行われる――――。
「そしてこの方々は龍神教、《白龍の権利者》と戦い村を救った功績によりSランク冒険者に上り詰めたのです! 」
リズがおどおどしながらそう言う。
他の皆が見ると明らかに落ち着きが無い様子だ……それも無理も無いだろう……。
なぜなら今から対峙するチームはギルド直属のベテランのSランクパーティー”ドラゴンノツバサ“だ。
「やっぱりベテランだから凄いオーラがあるね~」
レズリタが目を細めながらそう言う。すると相手のパーティーメンバーらしき女性が前に出て高らかに宣言した。
「優勝はこの私達に決まってるわ! 私達に勝てない人は誰もいないもの!」
堂々たる勝ち名乗り、流石ベテラン組といったところだ。その様子を見る限り、相手パーティーの実力がかなり高いことは明らかだ。今までのギルドの経緯を振り返ってみても並々ならぬ努力を日々重ねていることが分かる。
もし戦うことになれば一筋縄ではいかないだろう……そう思うと体が僅かに震える……。しかし怖気ている場合では無いのだ、なぜなら絶対に優勝すると決めていたのだから……。
「やっぱりベテランは強いな……」
エリックが憧れるように呟く……。私はその声に頷くと続きを話す。
《では次はパーティーのご紹介!……同じくギルド直属のSランク冒険者”ブレイブソウルズ”!!》
紹介されると巨躯な体を誇示するかのように大柄の男とその仲間に端正な顔つきの女性が出てくる。
それと同時に観客たちは湧き上がった声をあげる……。
流石はベテランのパーティーだけあって勢いがほかの比じゃない。その大きさに飲まれかかっている者もチラホラ見受けられる。
そういえばふと私に疑問が湧いてきた……。
私たちのパーティー名ってなんだ……?そう思い私はリズに聞きいてみる。
「ねえ私たちのパーティー名って何……?」
そう聞くとリズは口を開く。
「私たちのパーティー名は"龍"だよ!」
へぇ……そうだったのか、なかなかカッコいいではないか! 短くて覚えやすいし、私たちを表している言葉なのだろう……。
すると相手パーティーの紹介が終わり次は私たちの番がやってくる――――
《最後はギルド直属のSランク冒険者”龍“のご紹介です! このパーティは最近結成したばかりのパーティーですが、異例の昇格によりSランク冒険者になったとのことです!》
ギルドの受付嬢が最後の紹介をすると相手パーティーの顔が微かに歪み、こちらを睨みつけるように見てくる。
恐らく私たちが早く昇格してしまい、かなり気に食わなかったのだろう。それにしてもこの目つきの悪さは嫌だな……。
それからアナウンスで私のパーティー名の紹介が行われる――――。
「そしてこの方々は龍神教、《白龍の権利者》と戦い村を救った功績によりSランク冒険者に上り詰めたのです! 」