しかし魔法は不発に終わる……なぜ!?
すると私の魔力が底を尽きかけていた。
魔力の使用量が多すぎるためかもしれない。
そんな事を思っていると再びダークパンサーの攻撃が迫ってくる。
するとリズが剣を握りしめダークパンサーと正面衝突する。
「大丈夫! 私がいるから!!」
そう言ってリズが攻撃を受け止め、スキルを使って重い一撃を加える。
しかしダークパンサーも黙ってやられない。
素早く太い腕でガードをしてカウンターを仕掛けてくる。
その攻撃をもろに食らってしまい、リズが口から血を吹き出てしまう。
それを見た私はスキルを発動させる。
《ブリザードッッ!》
最後の魔力を振り絞り、私はブリザードを唱えた。
ダークパンサーの体は凍ってしまって動きが停止する。
そこにリズのスキルが発動する。
『バーチカルッッ!』
赤い斬撃がダークパンサーの体を切り刻み、ダメージを蓄積させ最後は核が壊れ体は灰となって消えていく。
本当にギリギリの勝利だった。
「ごめん、ちょっと私意識が……」
「リズ大丈夫!?」
私がそう言っているとリズは意識を失ってしまった。
どうやらダメージを負いすぎたようだ。
私の魔力も残ってないし一旦ここから引いた方がいいな……。
私はリズを担ぎ後ろに後退する。
まだ周囲にはオークがうじゃうじゃいたが先程、ダークパンサーを倒したため私達に警戒しているみたいだった。
そうして少しずつ歩を進めていると後ろから不穏な空気が流れてくる。
後ろには何かがいる……そう思い振り向くとそこには1人の少女が立っていた。
私よりも年下に見える身長は小さく150程度だろうか。
濃い赤髪の髪を肩まで伸ばしている。
そしてなにより印象深いのは赤い目である。
その赤い目がまるで獲物を捉えたかのような鋭い視線を放っているように見えてしまうため、私は恐怖を抱いてしまい動けなくなってしまう……。
しかし少女が発した一言で状況はかなり一変するのであった。
「あれれ? もしかして君たちがあの黒いパンサー倒したの? 強いんだね!!」
そう言って少女は無邪気に笑っている。
その無邪気な笑顔が私には怖く感じてしまっていた。
「あはははは! 私を警戒してるんでしょ!」
ますます意味が分からなくなり思考を巡らせていると更に追い打ちをかける。
「だって私は〈影〉の龍力を取り込んだから!」
そう言うと少女はクスクスと笑い出す。
その瞬間に心臓が飛び跳ね冷や汗が吹き出るのだった。
すると私の魔力が底を尽きかけていた。
魔力の使用量が多すぎるためかもしれない。
そんな事を思っていると再びダークパンサーの攻撃が迫ってくる。
するとリズが剣を握りしめダークパンサーと正面衝突する。
「大丈夫! 私がいるから!!」
そう言ってリズが攻撃を受け止め、スキルを使って重い一撃を加える。
しかしダークパンサーも黙ってやられない。
素早く太い腕でガードをしてカウンターを仕掛けてくる。
その攻撃をもろに食らってしまい、リズが口から血を吹き出てしまう。
それを見た私はスキルを発動させる。
《ブリザードッッ!》
最後の魔力を振り絞り、私はブリザードを唱えた。
ダークパンサーの体は凍ってしまって動きが停止する。
そこにリズのスキルが発動する。
『バーチカルッッ!』
赤い斬撃がダークパンサーの体を切り刻み、ダメージを蓄積させ最後は核が壊れ体は灰となって消えていく。
本当にギリギリの勝利だった。
「ごめん、ちょっと私意識が……」
「リズ大丈夫!?」
私がそう言っているとリズは意識を失ってしまった。
どうやらダメージを負いすぎたようだ。
私の魔力も残ってないし一旦ここから引いた方がいいな……。
私はリズを担ぎ後ろに後退する。
まだ周囲にはオークがうじゃうじゃいたが先程、ダークパンサーを倒したため私達に警戒しているみたいだった。
そうして少しずつ歩を進めていると後ろから不穏な空気が流れてくる。
後ろには何かがいる……そう思い振り向くとそこには1人の少女が立っていた。
私よりも年下に見える身長は小さく150程度だろうか。
濃い赤髪の髪を肩まで伸ばしている。
そしてなにより印象深いのは赤い目である。
その赤い目がまるで獲物を捉えたかのような鋭い視線を放っているように見えてしまうため、私は恐怖を抱いてしまい動けなくなってしまう……。
しかし少女が発した一言で状況はかなり一変するのであった。
「あれれ? もしかして君たちがあの黒いパンサー倒したの? 強いんだね!!」
そう言って少女は無邪気に笑っている。
その無邪気な笑顔が私には怖く感じてしまっていた。
「あはははは! 私を警戒してるんでしょ!」
ますます意味が分からなくなり思考を巡らせていると更に追い打ちをかける。
「だって私は〈影〉の龍力を取り込んだから!」
そう言うと少女はクスクスと笑い出す。
その瞬間に心臓が飛び跳ね冷や汗が吹き出るのだった。