夏と花火と大嫌いだった君

青春・恋愛

5h1er1o5lg/著
夏と花火と大嫌いだった君
作品番号
1731893
最終更新
2024/08/21
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
一瞬で、俺は恋に落ちた。膝の力が抜けたかのように、誰かに矢を撃ち抜かれたように、ストンと。
 何より君の素直な優しさと、周りを巻き込んでしまうような花笑みに心を惹かれた。
 俺は君の周りにいつも光りが見えていた。虹色の美しい光が。
 でもその恋は叶わないと思ってた。俺は家族関係も人間関係もすべて駄目だった。何をしても、物事が良い方向を選んでくれることはなかった。
 何もかもがどうでも良くなって、気づいたら一人になっていた。
 -死のうかな。
 自分のことが嫌いすぎて、生きてることすら嫌になって、酷い時にはそう思ったこともあった。こんな人生なら死んだほうがマシだと思った。
 でも死ねなくなった。死のうと二度と思わなくなった。
 君が俺に手を差し伸べてくれて、君のことを好きになってしまったから。
あらすじ
小学生の頃にある理由で大好きだった家族、友達、誰のことも好きになれなくなった高校一年生の山隅恒星。そんな彼は夏休み直前にクラスの人気者、美乃鳥輝麗と話すようになり、恋という感情が実ってしまう。そんな彼女に思い切って花火大会に誘ったが、誰もが想像していない悲劇が訪れてしまった。涙なしでは読めない感動恋愛物語が幕を開ける!!

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