蒼ちゃんは、美の女神という存在が居るのなら、美の女神達に祝福のキスをされたのではないかと思う程に綺麗なのだ。
容姿もさることながら、纏う空気も全て美しい。
それが、赤地蒼佑という存在なのだ。
蒼ちゃんは赤地家の長男として生まれ、両親の親族という親族の良い遺伝子を全てもらって生まれたのでは無いのだろうか?と思う程に綺麗な顔立ちをしている。
赤地のおばさんの話では、生まれた時に産科の病棟で「天使が生まれた」と大騒ぎになったらしい。
大きな病院で出産したらしく、新生児は病院の完全看護のガラス張りの部屋でたくさんの赤ちゃんと並んでいたのだが、光り輝くように可愛い蒼ちゃんはとにかく目立ったのだそうだ。
あまりの可愛らしさに何度か誘拐されそうになったらしく、元々厳しかった病院の警備が、蒼ちゃんが居る間は更に厳しくなったのだと話していた。
そんな蒼ちゃんは、本当に天使のようなのだ。
色素が生まれつき薄いらしく、透き通るような白い肌に薄茶色の髪の毛と瞳。
二重だけどアーモンドアイだからなのか、俺みたいにくりくりの真ん丸目という感じでは無い。
小さな卵型の輪郭に、小さな小鼻と小さくて薄い唇。
全てが小作りだからなのか、とても中性的な容姿をしている。
幼い頃は「天使のように愛らしい」蒼ちゃんだったけど、今や「美しい」と形容した方が良い程に美人さんに成長した。
以前、何処かの結婚式場のモデルを頼まれて、半ば無理矢理だったらしいけど女装して花嫁のモデルをした事があった。
もうね、それはそれは美しい花嫁だったんだよ。
蒼ちゃんがモデルをやった宣伝用ポスターは、あまりの人気に貼っても貼っても盗まれてしまう程で、当時、話題になった。
しかも蒼ちゃんは謎の女性モデルとして全て非公開で起用されたので、AIだったのでは?とまで騒がれた。
(確か花婿役の男性モデルも、引退した元人気モデルだったらしくて余計に騒がれていたっけ)
ちなみに、何を隠そう実は俺もそのポスターを持っている。
あ! もちろん、蒼ちゃんに頼んで貰って来てもらったんだ。
(蒼ちゃんはめちゃくちゃ嫌そうだったけど……)
部屋に飾られているポスターの中の綺麗な花嫁姿の蒼ちゃんを思い出し、ふと花嫁を大切そうに見つめているイケメン花婿モデルの顔を思い出し、秋月家の末席に座る人物の顔を見た。
「あぁ! 蒼ちゃんの相手役のモデルさんだ!」
思わず指差して叫んだ俺に、母さんが慌てて俺の指を掴み
「あおちゃん! 人を指差しちゃダメっていつも言っているでしょう!」
と怒られてしまう。
容姿もさることながら、纏う空気も全て美しい。
それが、赤地蒼佑という存在なのだ。
蒼ちゃんは赤地家の長男として生まれ、両親の親族という親族の良い遺伝子を全てもらって生まれたのでは無いのだろうか?と思う程に綺麗な顔立ちをしている。
赤地のおばさんの話では、生まれた時に産科の病棟で「天使が生まれた」と大騒ぎになったらしい。
大きな病院で出産したらしく、新生児は病院の完全看護のガラス張りの部屋でたくさんの赤ちゃんと並んでいたのだが、光り輝くように可愛い蒼ちゃんはとにかく目立ったのだそうだ。
あまりの可愛らしさに何度か誘拐されそうになったらしく、元々厳しかった病院の警備が、蒼ちゃんが居る間は更に厳しくなったのだと話していた。
そんな蒼ちゃんは、本当に天使のようなのだ。
色素が生まれつき薄いらしく、透き通るような白い肌に薄茶色の髪の毛と瞳。
二重だけどアーモンドアイだからなのか、俺みたいにくりくりの真ん丸目という感じでは無い。
小さな卵型の輪郭に、小さな小鼻と小さくて薄い唇。
全てが小作りだからなのか、とても中性的な容姿をしている。
幼い頃は「天使のように愛らしい」蒼ちゃんだったけど、今や「美しい」と形容した方が良い程に美人さんに成長した。
以前、何処かの結婚式場のモデルを頼まれて、半ば無理矢理だったらしいけど女装して花嫁のモデルをした事があった。
もうね、それはそれは美しい花嫁だったんだよ。
蒼ちゃんがモデルをやった宣伝用ポスターは、あまりの人気に貼っても貼っても盗まれてしまう程で、当時、話題になった。
しかも蒼ちゃんは謎の女性モデルとして全て非公開で起用されたので、AIだったのでは?とまで騒がれた。
(確か花婿役の男性モデルも、引退した元人気モデルだったらしくて余計に騒がれていたっけ)
ちなみに、何を隠そう実は俺もそのポスターを持っている。
あ! もちろん、蒼ちゃんに頼んで貰って来てもらったんだ。
(蒼ちゃんはめちゃくちゃ嫌そうだったけど……)
部屋に飾られているポスターの中の綺麗な花嫁姿の蒼ちゃんを思い出し、ふと花嫁を大切そうに見つめているイケメン花婿モデルの顔を思い出し、秋月家の末席に座る人物の顔を見た。
「あぁ! 蒼ちゃんの相手役のモデルさんだ!」
思わず指差して叫んだ俺に、母さんが慌てて俺の指を掴み
「あおちゃん! 人を指差しちゃダメっていつも言っているでしょう!」
と怒られてしまう。