私はドラッグストアまで歩く。



夏の序盤である今、歩いて向かうのは少ししんどいけど。



とりあえず日傘をさして何とか。



日傘をさして日差しを遮りながら、私はドラッグストアまで歩いた。



すると、河川敷の近くを通っていく、白い自転車に乗った男の子が通って行った。



それは間違いなく、何度も見つめた背中であり、体だ。



「矢野くん!」



思わず声が出たけど、矢野くんには届いていない。




それがほっとしたような、悲しいような……?



でも……、休日に姿を見れるなんてレアすぎない!?