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『街並みに見とれる村 ～建築・遺産～』には、おとぎ話のようなかわいらしい家々や、中世の面影を残す村などが紹介されており、まるで絵本や映画の中に迷い込んだような錯覚に陥ります。

最初に紹介されているのが、なんとあの「コルマール」です。
私が『ヨーロッパに恋して』で第1回にご紹介したメルヘンの街で、童話の世界に迷い込んだようなカラフルな街並みから目が離せなくなります。
特に、「小ベニス」と呼ばれる運河沿いの景観は美しすぎて、目が離せなくなってしまいます。

ページをめくると、あの「リクヴィール」が出てきます。
これも『ヨーロッパに恋して』でご紹介しました。
フランス東部のアルザス地方ワイン街道のお伽の村で、木組の家と花とメルヘンチックな看板が人気で、多くの観光客が訪れます。

そして、「リボーヴィレ」
これも『ヨーロッパに恋して』でご紹介しました。
ブドウ畑の中に現れる中世の面影を残した村には15世紀から18世紀に建てられた建築物や噴水などが現存して、ふっとその時代に連れて行かれたような錯覚を覚えます。

その他にも、オレンジ色の屋根が並ぶ中世の町「スミュール＝アン＝オーソワ」や、世界遺産に登録されている修道院がある「サン＝ギエム＝ル＝デゼール」、日の光で刻々と色を変えるピンク色の村「ルシヨン」などが紹介され、この章も目を奪われます。
もちろん、日本人にも大人気の「ル＝モン＝サン＝ミッシェル」（修道院のある孤島）も紹介されています。

う～ん、素晴らしい！　
ため息をつきながらページをめくっていると、次の章が現れました。
『自然に圧倒される村 ～海・川・湖・山～』です。