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『音楽に恋して』
第2回:『グレイテスト・ヒッツ・ニュー・エディション/ケニー・G』(BMGジャパン:BVCA-751)
今回も、サックスが甘く囁きかけるアルバムをご紹介します。
演奏しているのは、世界でもっとも有名なサックス奏者、ケニー・Gです。
ケニー・Gは1956年にアメリカのワシントン州で生まれています。
スムーズ・ジャズ界の先頭を走ると言ってもいいサックス・プレイヤーで、『累計アルバム売上枚数の最も多いジャズ・アーティスト』として、1999年にギネスブックに登録されています。
その売上枚数は現在も更新中で、全世界で7,500万枚以上の売上と15億回以上のストリーミング再生回数を誇っています。
また、循環呼吸ができる奏者としても有名で、『最も長いロングトーンをするサックス奏者(45分47秒)』として、1997年にギネスブックに登録されています。
循環呼吸とは呼吸の間も絶え間なく音を出し続けるという離れ業によって可能になる奏法のことです。
私はそれを実際に目にしました。
東京国際フォーラムでのコンサートの時でした。
とにかく息継ぎをしないで何分間もサックスを吹き続けるのです。
びっくりして聴いていましたが、演奏が終わると、ケニーGが種明かしをしてくれました。
「口で息を吐きながら、時々鼻から息を吸い込む」のだそうです。
そして、説明するだけでなく、マイクに鼻を押し当てて実際にやってくれました。
音を出し続けているのに鼻で息を吸い込んでいるのです。
唖然としました。
理屈としてはわかるのですが、目の前でやって見せてくれても信じられない思いでした。
そのくらい凄い離れ業なのです。
家に帰って挑戦してみましたが、私には不可能でした。
ケニー・Gは凄い!
ちょっと話がそれてしまいましたので、ここで曲順をご紹介します。
1:songbird
2:silhouette
3:forever in love
4:everytime i close my eyes(歌)
5:sentimental
6:the moment
7:how could an angel break my heart(歌)
8:loving you
9:you send me(歌)
10:havana
11:by the time this night is over(歌)
12:baby g
13:don't make me wait for love
14:theme from dying young
15:all the way/one for my baby(and one more for the road)(歌)
16:my heart will go on(love theme from titanic)
17:asian dream
なんともロマンティックなアルバムです。
1曲目の『songbird(ソングバード)』からメロメロになります。
優しく囁きかけるようなソプラノ・サックスの音色はメロウ(優しく、柔らかく、心地良い)そのもので、一気に〈ケニー・Gワールド〉に引き込まれます。
で、2曲目がまたいいのです。
『silhouette(シルエット)』
更にメロウな世界へ誘ってくれます。どうすればいいのでしょう。
と思っていたら、『forever in love(フォーエヴァー・イン・ラヴ)』が始まりました。
もうダメ! と言いたくなるくらい優しすぎる演奏です。
全身から力が抜けていきます。
その後も素敵な演奏が続きますが、16曲目で完全にノックアウトされます。
『my heart will go on(マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン)』
そうです、映画『タイタニック』の主題歌です。
セリーヌ・ディオンが歌って大ヒットしたあの曲です。
レオナルド・ディカプリオに体を支えられてケイト・ウィンスレットが手を広げるシーンが目に浮かんできます。
本当に素敵な、息を呑むほど美しく感動的なシーンでした。
まだまだ語り足りませんが、とにかく素敵すぎるアルバムです。
全17曲のすべてが素晴らしく、スイーツよりも甘いと言っても過言ではありません。
今宵、ケニーGのメロウな演奏に抱かれてください。
『音楽に恋して』
第2回:『グレイテスト・ヒッツ・ニュー・エディション/ケニー・G』(BMGジャパン:BVCA-751)
今回も、サックスが甘く囁きかけるアルバムをご紹介します。
演奏しているのは、世界でもっとも有名なサックス奏者、ケニー・Gです。
ケニー・Gは1956年にアメリカのワシントン州で生まれています。
スムーズ・ジャズ界の先頭を走ると言ってもいいサックス・プレイヤーで、『累計アルバム売上枚数の最も多いジャズ・アーティスト』として、1999年にギネスブックに登録されています。
その売上枚数は現在も更新中で、全世界で7,500万枚以上の売上と15億回以上のストリーミング再生回数を誇っています。
また、循環呼吸ができる奏者としても有名で、『最も長いロングトーンをするサックス奏者(45分47秒)』として、1997年にギネスブックに登録されています。
循環呼吸とは呼吸の間も絶え間なく音を出し続けるという離れ業によって可能になる奏法のことです。
私はそれを実際に目にしました。
東京国際フォーラムでのコンサートの時でした。
とにかく息継ぎをしないで何分間もサックスを吹き続けるのです。
びっくりして聴いていましたが、演奏が終わると、ケニーGが種明かしをしてくれました。
「口で息を吐きながら、時々鼻から息を吸い込む」のだそうです。
そして、説明するだけでなく、マイクに鼻を押し当てて実際にやってくれました。
音を出し続けているのに鼻で息を吸い込んでいるのです。
唖然としました。
理屈としてはわかるのですが、目の前でやって見せてくれても信じられない思いでした。
そのくらい凄い離れ業なのです。
家に帰って挑戦してみましたが、私には不可能でした。
ケニー・Gは凄い!
ちょっと話がそれてしまいましたので、ここで曲順をご紹介します。
1:songbird
2:silhouette
3:forever in love
4:everytime i close my eyes(歌)
5:sentimental
6:the moment
7:how could an angel break my heart(歌)
8:loving you
9:you send me(歌)
10:havana
11:by the time this night is over(歌)
12:baby g
13:don't make me wait for love
14:theme from dying young
15:all the way/one for my baby(and one more for the road)(歌)
16:my heart will go on(love theme from titanic)
17:asian dream
なんともロマンティックなアルバムです。
1曲目の『songbird(ソングバード)』からメロメロになります。
優しく囁きかけるようなソプラノ・サックスの音色はメロウ(優しく、柔らかく、心地良い)そのもので、一気に〈ケニー・Gワールド〉に引き込まれます。
で、2曲目がまたいいのです。
『silhouette(シルエット)』
更にメロウな世界へ誘ってくれます。どうすればいいのでしょう。
と思っていたら、『forever in love(フォーエヴァー・イン・ラヴ)』が始まりました。
もうダメ! と言いたくなるくらい優しすぎる演奏です。
全身から力が抜けていきます。
その後も素敵な演奏が続きますが、16曲目で完全にノックアウトされます。
『my heart will go on(マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン)』
そうです、映画『タイタニック』の主題歌です。
セリーヌ・ディオンが歌って大ヒットしたあの曲です。
レオナルド・ディカプリオに体を支えられてケイト・ウィンスレットが手を広げるシーンが目に浮かんできます。
本当に素敵な、息を呑むほど美しく感動的なシーンでした。
まだまだ語り足りませんが、とにかく素敵すぎるアルバムです。
全17曲のすべてが素晴らしく、スイーツよりも甘いと言っても過言ではありません。
今宵、ケニーGのメロウな演奏に抱かれてください。