「―――っ!!」
勢い良く飛び起きた。
鼓動が速い。
呼吸が上手く出来ない。
汗が滝のように流れる。
「ハァッ、ハァッ、ケホケホ」
『真央?大丈夫か!!どうした!?』
額を手で押さえ、うずくまる。今は初夏だというのに寒い。
「う、、、うわぁぁっぁぁ!!」
思い出したくない。兄さまが死んだ時のことなんて思い出したくない。
だから、鍵をかけた。記憶の蓋に鍵をした。それなのに、どうして?思い出すの?
泣き声がリビングまで聞こえていたのか、驚いたお母さんとお父さんが驚いた顔をして来た。
何か私に呼びかけているが、何を言っているのか拾えない。
何も聞こえない。
喉が痛い。
「うあ、、、ごめんなさい、、、ごめんなさい」
両親に言っているのか、兄さまに言っているのか分からない謝罪を何度も何度も繰り返す。
遠くの方で叫び声が聞こえた。
喉が痛かった。
あまりに喉が痛むから気が付いた。
叫んでいたのは私だった。
「何で、、、?どうして!!!!!」
ようやく落ち着いたのは数十分後だった。
勢い良く飛び起きた。
鼓動が速い。
呼吸が上手く出来ない。
汗が滝のように流れる。
「ハァッ、ハァッ、ケホケホ」
『真央?大丈夫か!!どうした!?』
額を手で押さえ、うずくまる。今は初夏だというのに寒い。
「う、、、うわぁぁっぁぁ!!」
思い出したくない。兄さまが死んだ時のことなんて思い出したくない。
だから、鍵をかけた。記憶の蓋に鍵をした。それなのに、どうして?思い出すの?
泣き声がリビングまで聞こえていたのか、驚いたお母さんとお父さんが驚いた顔をして来た。
何か私に呼びかけているが、何を言っているのか拾えない。
何も聞こえない。
喉が痛い。
「うあ、、、ごめんなさい、、、ごめんなさい」
両親に言っているのか、兄さまに言っているのか分からない謝罪を何度も何度も繰り返す。
遠くの方で叫び声が聞こえた。
喉が痛かった。
あまりに喉が痛むから気が付いた。
叫んでいたのは私だった。
「何で、、、?どうして!!!!!」
ようやく落ち着いたのは数十分後だった。