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 『日暮れ』     作詞:高夢才叶

 日暮れのこの街、ざわめく人ごみの中を
 何も言えなくて歩いてた二人
 かすかに震える、あなたの小さなその肩に
 手をまわした時、微笑みが伝わる

  静かな時の流れに、優しく抱かれながら
  言葉にならない愛を、探し続けた

 さよなら、なんてもう、言えない僕にはもうとても
 あなたのぬくもりに、包まれているから

  一人の寂しい過去を、優しく癒してくれる
  そんなあなたの心が、日暮れの中で……

 見つめる二人の、瞳にお互いの姿が
 重なる時いつか、あの空に煌めく星屑

  誰もいない寂しい街の、夜は冷たい、だから二人肩寄せて
  これから始まる僕と、あなたの愛の歴史を夢見て、いつまでも二人で
  夜明けが来るまでここで、何も言わずただ見つめていよう、今は……

 枯葉の舞い散る、あたりはもうすぐ冬景色
 夜の闇が深く、包み込む日暮れのひと時 

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 本名での応募に躊躇(ちゅうちょ)したわたしはペンネームを考えた。色々な案を考えたが、ある日、本名の漢字〈才〉〈高〉〈叶〉〈夢〉を組み替えることを思いついた。高夢才叶。その瞬間、新しい一歩を踏みだせそうな予感がしてきた。
 受賞作の発表は応募締切日から3か月後だったが、応募したその日から受賞を信じて強く願った。夜寝る前、朝起きた時、家を出るとき、家に帰った時、1日に何度も受賞を願い続けた。毎日、毎日、願い続けた。他の応募者より1回でも多く願えば自分が受賞すると信じて願った。だから最後の1か月は1日に50回願うことを自分に課した。そして発表前日には1日に100回願った。
 わたしの願いよ、叶え!
 魂の叫びを音楽制作会社のある方角へ放った。