クロサワ・アキト

世界一のゼロヨンレーサーを目指すために雑用人生を送ってきた

そして・・・

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夢を目指してから三年目の春

「いい加減にしろ!この親不孝者が!!」

オレの親父は厳格な人だった

趣味は真剣収集、茶道など。日本人として恥じない生き方を地でゆく人だった

「わ、悪い。親父。でも、あと、あと一年だけ待ってくれ!あと少しで夢が叶いそうなんだ」

「一昨年も去年も同じようなことを聞いた気がするが」

「今度は本当なんだ!なんだったら来年の春になったら俺の事、勘当してくれたっていい!」

親父は何か思いつめた顔をして

「わかった。お前がそこまで言うならあと一年待ってやる。だが・・・」

「わかってるよ。約束は守る」

こうして俺は、人生最後のチャンスを手に入れる