全てがどうでもよかった。
–––––プルルルルッ。プルルルルッ。
いつもの階段に座り本を読むでもなくボーと海をひたすら眺めていると、ポケットに入れていたスマホが着信を知らせてきた。
ゆっくりと画面を確認すると、そこには知らない番号が表示されていた。
「…はい」
「もしもし、こちらフラワーショップ海の家です。今日の日付でお客様宛てに花束をお預かりしておりますので、今日中に取りに来てください。あ、お代はもう頂いているので結構でーす」
「…え?僕宛てに花束って、誰から…」
「それでは、お待ちしておりまーす」
プツッと切れてしまった画面をしばらく見つめてから、わけがわからなくて首を傾げる。
以前僕が陽葵にあげた向日葵の花束を買ったお店から、どうしてまた…。
–––––プルルルルッ。プルルルルッ。
いつもの階段に座り本を読むでもなくボーと海をひたすら眺めていると、ポケットに入れていたスマホが着信を知らせてきた。
ゆっくりと画面を確認すると、そこには知らない番号が表示されていた。
「…はい」
「もしもし、こちらフラワーショップ海の家です。今日の日付でお客様宛てに花束をお預かりしておりますので、今日中に取りに来てください。あ、お代はもう頂いているので結構でーす」
「…え?僕宛てに花束って、誰から…」
「それでは、お待ちしておりまーす」
プツッと切れてしまった画面をしばらく見つめてから、わけがわからなくて首を傾げる。
以前僕が陽葵にあげた向日葵の花束を買ったお店から、どうしてまた…。