「どこで話す?」
「んー……今、お母さんもお父さんもいてあんまり家の中はオススメしないんだけど、どうする?」
「大空がいいなら外で」
「Sure. Oh, how about talking while walking along the cherry blossom trees along the river? It's so beautiful right now. It's all green. (もちろん。あ、川沿いの桜並木を歩きながら話すのはどう?今、すごく綺麗なんだよ。一面緑)」

帰りの言い争いはまるでなかったかのように大空はいつも通りで、そんな大空が改めて好きだと感じる。
今、俺の心の中をそんな気持ちが半分ほど埋め尽くしている。

俺は大空の英語に合わせて話を続けた。

「That's good. (それはいい)」

俺たちは大空の言う桜並木へ向かって歩きながら会話を続ける。

「 You are supporting me, so I wanted to let you know my results as soon as possible. (大空は俺を応援してくれているから俺は大空に結果をできるだけ早く知らせたかったんだ)」
「Thank you. But I just did what I want to do. (ありがとう。でも、私は私がしたいことをしただけだよ)」
「That's not true. I was encouraged by your support. (そんなことない。俺は大空の応援に背中を押された)」
「I'm happy about that. (それは嬉しいな)」