「なんで前のバイト辞めたんだよ」

「あー、はは、それは聞かないであげて」

「クビか？クビならそんなやつ店長に押せないからな」

「えー違うよー、うしろでバイトの子と、その、大人のコミュニケーションとやらを取ってたら店長に見られて。気まずくなって」

「クビみてーなもんだろ」

無理無理。
論外。

こんなやつ絶対、俺のバイト先になんて来られたら困る。

「いや、でも、向こうから先にチューしてきたんだからね？！あーけどあの時のサユちゃんほんっとエロかったな……ね、若葉のところにも可愛い女の子いる？」

「……ほんっとお前クソ」

「え〜ひど！まだ手出すとか一言も言ってないのに！」

「『まだ』とか言ってる時点できしょい」

「辛辣〜若葉くんだって本当はこういう話好きなくせに。このムッツリスケベ〜」