「珠貴くん、面白い子だよね〜」
「あぁ、アホですよね。あいつ。何も考えないでもの言うっていうか」
珠貴と瑞季さんが話しているのを見るたびに湧き上がる負の感情にも慣れてきた頃。
久々に、瑞季さんと、締めまでふたりきりの時間。
俺と瑞季さんの共通の話題なんて、今や、珠貴のことしかないのはわかっているけれど。
やっぱり、好きな人の口から親しげに異性の名前を発せられると色々と思うことはあるわけで。
優しい顔して、あいつの名前を呼ばないで。
「けどこの前、将来は介護系の仕事がしたいって言ってて、すごいいい子だなぁって思ったよ。チャラい子かと思ったけど、そういうのしっかり考えてる子なんだなぁって」
チャラいヤツですよ。あいつは。
チャラチャラいですよ。
世で言うギャップ萌えってやつか。クソ。
「あぁ、アホですよね。あいつ。何も考えないでもの言うっていうか」
珠貴と瑞季さんが話しているのを見るたびに湧き上がる負の感情にも慣れてきた頃。
久々に、瑞季さんと、締めまでふたりきりの時間。
俺と瑞季さんの共通の話題なんて、今や、珠貴のことしかないのはわかっているけれど。
やっぱり、好きな人の口から親しげに異性の名前を発せられると色々と思うことはあるわけで。
優しい顔して、あいつの名前を呼ばないで。
「けどこの前、将来は介護系の仕事がしたいって言ってて、すごいいい子だなぁって思ったよ。チャラい子かと思ったけど、そういうのしっかり考えてる子なんだなぁって」
チャラいヤツですよ。あいつは。
チャラチャラいですよ。
世で言うギャップ萌えってやつか。クソ。