さよなら、私の恋人ごっこ。
青春・恋愛
完
12
綴音夜月/著
![さよなら、私の恋人ごっこ。](https://novema.jp/img/member/1302975/xebrdug90n.jpg)
- 作品番号
- 1727926
- 最終更新
- 2024/06/30
- 総文字数
- 5,529
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 12
私は確かに、彼のことが好きだった。
- あらすじ
- 月に一度、私は『スミ』になる。
そうやって彼の恋人の名前を着る。
本当の名前は____。
この作品の感想ノート
お疲れ様です。
僭越ながら、感想を残させて頂きます。
それは、けして綺麗な恋と呼ばれないかもしれない。それでも、不純から生まれたとしても、純粋な恋心に醜さなんて存在しない。
月に一度、互いの好きを持ち寄って、その気持ちもすらも、秘密という枠に収められ、本当の言葉もすらも、どこかで屈折してしまう。
分かっていても、会ってしまう。
分かっていても、体を重ねてしまう。
分かっていても、好きを抱いてしまう。
分かっていても、その日だけは、彼の中で、自分が一番だと思うと、愛おしくなってしまう。
ただ、それは全部、澄恋としてではない。
そんな浮き世離れした恋心は、甘く苦い夜の一時として消化され続け、最後に残った切なさと、これでようやく終わるという、少しだけ清々しさも感じる瞬間で、複雑な「大人のごっこ遊び」から1抜けた、これから、今度は「スミ」としてではなく、「澄恋」として、澄んだ恋を見つけて欲しいと思いました。
素敵なお時間をありがとうございました!
これからも、ご無理のない範囲での活動、頑張って下さい🍅
芽雨りこさん
2024/07/01 10:57
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