さよなら、私の恋人ごっこ。

青春・恋愛

綴音夜月/著
さよなら、私の恋人ごっこ。
作品番号
1727926
最終更新
2024/06/30
総文字数
5,529
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
12
 私は確かに、彼のことが好きだった。
あらすじ
 月に一度、私は『スミ』になる。
 そうやって彼の恋人の名前を着る。

 本当の名前は____。
 

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この作品の感想ノート

お疲れ様です。
僭越ながら、感想を残させて頂きます。

それは、けして綺麗な恋と呼ばれないかもしれない。それでも、不純から生まれたとしても、純粋な恋心に醜さなんて存在しない。

月に一度、互いの好きを持ち寄って、その気持ちもすらも、秘密という枠に収められ、本当の言葉もすらも、どこかで屈折してしまう。

分かっていても、会ってしまう。
分かっていても、体を重ねてしまう。
分かっていても、好きを抱いてしまう。
分かっていても、その日だけは、彼の中で、自分が一番だと思うと、愛おしくなってしまう。

ただ、それは全部、澄恋としてではない。

そんな浮き世離れした恋心は、甘く苦い夜の一時として消化され続け、最後に残った切なさと、これでようやく終わるという、少しだけ清々しさも感じる瞬間で、複雑な「大人のごっこ遊び」から1抜けた、これから、今度は「スミ」としてではなく、「澄恋」として、澄んだ恋を見つけて欲しいと思いました。

素敵なお時間をありがとうございました!

これからも、ご無理のない範囲での活動、頑張って下さい🍅

2024/07/01 10:57

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