さよなら、私の恋人ごっこ。

青春・恋愛

綴音夜月/著
さよなら、私の恋人ごっこ。
作品番号
1727926
最終更新
2024/06/30
総文字数
5,529
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
52
ランクイン履歴

総合38位(2024/07/14)

青春・恋愛16位(2024/07/14)

ランクイン履歴

総合38位(2024/07/14)

青春・恋愛16位(2024/07/14)

 私は確かに、彼のことが好きだった。
あらすじ
 月に一度、私は『スミ』になる。
 そうやって彼の恋人の名前を着る。

 本当の名前は____。
 

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この作品の感想ノート

今回の物語も本当に素敵だった!
浮気とか体を重ねるとか、扱っている題材は大人向けだけれど、結ばれない2人の切なさは不思議と痛いほど理解できる。曖昧な関係は、きっと子供だろうが大人だろうが苦しいのは関係ないのかもしれない。恋のもどかしさを改めて突きつけられた感じがした。
それに、最後に主人公の本名が出てきた時、なんて皮肉なんだろうなと思った。本名で恋をしたわけではないからこそ、主人公には本当の自分として新たな恋が見つけられることを願っている。
文章も表現も全部夜月ちゃんらしい繊細なものだった!これからも新しいお話を楽しみにしているね(^^)

2024/07/07 14:20

感想ノート、失礼します。
とても曖昧な関係は、大人の得意とするところなのかな、と思いながら読んでいました。
友達だけど、普通の友達ではなくて。
確かに芽生えてしまった恋心に惑わされ、それでも友達の枠を超えることができない。
それこそ、不貞の関係にすら、なれない。
感情のコントロールの難しさと、人間関係の複雑さを感じました。
いつまでも二番手で、心がすり減っていくのかと思えば、しっかりと関係に終止符が打たれ、本当に澄恋の恋は終わったんだと切なくなりました。
今はひたすら苦しいかもしれない。
後悔だってあるかもしれない。
だけど、ずっと曖昧にされることなく、“スミ”から“澄恋”に戻った今後は、きっと、澄恋が一番手になる恋に巡り会えることと思います。
いや、巡り会ってほしいです。
澄恋の未来が、幸せ溢れるものでありますように。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/07/04 02:14

お疲れ様です。
僭越ながら、感想を残させて頂きます。

それは、けして綺麗な恋と呼ばれないかもしれない。それでも、不純から生まれたとしても、純粋な恋心に醜さなんて存在しない。

月に一度、互いの好きを持ち寄って、その気持ちもすらも、秘密という枠に収められ、本当の言葉もすらも、どこかで屈折してしまう。

分かっていても、会ってしまう。
分かっていても、体を重ねてしまう。
分かっていても、好きを抱いてしまう。
分かっていても、その日だけは、彼の中で、自分が一番だと思うと、愛おしくなってしまう。

ただ、それは全部、澄恋としてではない。

そんな浮き世離れした恋心は、甘く苦い夜の一時として消化され続け、最後に残った切なさと、これでようやく終わるという、少しだけ清々しさも感じる瞬間で、複雑な「大人のごっこ遊び」から1抜けた、これから、今度は「スミ」としてではなく、「澄恋」として、澄んだ恋を見つけて欲しいと思いました。

素敵なお時間をありがとうございました!

これからも、ご無理のない範囲での活動、頑張って下さい🍅

2024/07/01 10:57

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