今夜、一生分の夜へと向かう

青春・恋愛

蜂賀三月/著
今夜、一生分の夜へと向かう
作品番号
1727886
最終更新
2024/06/29
総文字数
9,604
ページ数
3ページ
ステータス
完結
いいね数
17
ランクイン履歴

総合26位(2024/07/05)

青春・恋愛16位(2024/07/05)

ランクイン履歴

総合26位(2024/07/05)

青春・恋愛16位(2024/07/05)

透明化していくこと。
透明化させていくこと。

普通であること。
普通を望まれること。
普通でいたいこと。


今夜向かうのは、一生分の夜。



第49回キャラクター短編小説コンテスト
「ワンナイト・ラブストーリー」参加作品です。
あらすじ
大学三年生の拓海は、同性の先輩である道春に恋をしていた。
叶うことがない気持ちを押し殺し、その恋心が他人に気づかれないように振舞っていた。
そんなある日、道春に彼女ができたいうことを知る。
ショックを受ける拓海だが、なぜか同日に道春からふたりきりの飲みに誘われ……。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

『普通でいることと、普通になることは違う。普通の演技をするのは、もっと辛い』という言葉が胸に響きました。誰かのために普通になろうと努力して、本来の自分からかけ離れていくことは自傷行為に近いのかもしれませんね。
体を重ね合うことは相手の形を確かめるものであると同時に、自分の形を認識するためのものでもある気がします。
「自分とは何かを確かめる」という根源的なテーマとワンナイトという題材がマッチしていて、一気に引き込まれ読み進めてしまいました。
素敵な作品をありがとうございます!

2024/06/29 22:28

特有の葛藤を感じました。でも、きっと根本のところでは誰しもが持つ葛藤と共通しているのかなとも思いました。

はのさん
2024/06/28 22:59

この作品のひとこと感想

すべての感想数:20

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