私にはずっと1年生の頃から片思いしている先輩がいた。きっかけは、学年集会で先輩を見た時に一瞬にして心を奪われ、一目惚れした。その後から、私は学校に行くのがとても楽しみになった。
「先輩に会えないかな」、「先輩と話せないかな」など考える毎日。 それがずっと続けばいいのにと願っていた。だが、その願いは叶わず何も進展が無いままただ時は流れていった。
そして、気付けば運命の卒業式。 私はラストチャンスだと思い、告白をしようと思った。だが、どうも勇気が出ない。振られたらと思うと怖くて怖くてたまらないのだ。結局、卒業式は何も出来ず終わり、先輩は卒業した。
その後の毎日はつまらなかった。何もときめくものがなく、平凡な毎日そのもの。ただ、どうしても先輩を忘れられない。でも、忘れないといけない。その思いに葛藤を抱えていた。 本当にどうすればいいか分からなかった。
そんなある時、私は仲が良かった男子に告白された。今まで、多分私に好意を寄せているんだろうなとは、薄々勘づいてはいたが、やはり本当だったようだ。だが、先輩を忘れられないこの現状で、告白を受け入れる自信がなかった。でも、先輩を忘れるためには新たな恋に進むべき。いつまでも引きずってはいけない。そう思い、私は告白をOKし、その人と付き合った。
付き合ってからは、毎日学校に一緒に行ったり、夜に電話をしたりなど、たくさんカップルっぽい事をした。彼も私の事を好きでいてくれて、これでいいんだと満足していたと思ったが、なぜだかなにか物足りないそんな心のウズウズも残っているような気がした。
付き合って数ヶ月が経っても、変わらず毎日一緒に学校に行っていた。そんなある日。私達の前にあの好きだった先輩がいた。私は久しぶりに会えて嬉しかった。ずっと会いたい。そう願っていたから。そしてその時、初めて先輩と目があった。先輩は私の姿を見て、とても悲しそうな顔をしていた。その時、私は過去の後悔と先輩の表情に涙が止まらなかった。 それ以来、先輩は私の前に姿を表すことはなかった。でも、今でも先輩のあの表情は脳裏に焼き付いて離れないでいる。
終
「先輩に会えないかな」、「先輩と話せないかな」など考える毎日。 それがずっと続けばいいのにと願っていた。だが、その願いは叶わず何も進展が無いままただ時は流れていった。
そして、気付けば運命の卒業式。 私はラストチャンスだと思い、告白をしようと思った。だが、どうも勇気が出ない。振られたらと思うと怖くて怖くてたまらないのだ。結局、卒業式は何も出来ず終わり、先輩は卒業した。
その後の毎日はつまらなかった。何もときめくものがなく、平凡な毎日そのもの。ただ、どうしても先輩を忘れられない。でも、忘れないといけない。その思いに葛藤を抱えていた。 本当にどうすればいいか分からなかった。
そんなある時、私は仲が良かった男子に告白された。今まで、多分私に好意を寄せているんだろうなとは、薄々勘づいてはいたが、やはり本当だったようだ。だが、先輩を忘れられないこの現状で、告白を受け入れる自信がなかった。でも、先輩を忘れるためには新たな恋に進むべき。いつまでも引きずってはいけない。そう思い、私は告白をOKし、その人と付き合った。
付き合ってからは、毎日学校に一緒に行ったり、夜に電話をしたりなど、たくさんカップルっぽい事をした。彼も私の事を好きでいてくれて、これでいいんだと満足していたと思ったが、なぜだかなにか物足りないそんな心のウズウズも残っているような気がした。
付き合って数ヶ月が経っても、変わらず毎日一緒に学校に行っていた。そんなある日。私達の前にあの好きだった先輩がいた。私は久しぶりに会えて嬉しかった。ずっと会いたい。そう願っていたから。そしてその時、初めて先輩と目があった。先輩は私の姿を見て、とても悲しそうな顔をしていた。その時、私は過去の後悔と先輩の表情に涙が止まらなかった。 それ以来、先輩は私の前に姿を表すことはなかった。でも、今でも先輩のあの表情は脳裏に焼き付いて離れないでいる。
終