だけど、樋口さんは何枚もうわてで。



「花金飲み会のとき、いっつも見てるでしょ」

「〜〜っ、」



バレバレ過ぎて、
何も言えなくなってしまった私。



そんな私を見て.....................



「ははっ、ほら、やっぱり!」



満遍の笑みで笑う樋口さん。



でも、なんだか、
馬鹿にされてるような気もして。



「............、見てちゃ、悪いんですか、」



半分、ムスッとした顔になって、
樋口さんから離れてそう言うと。



「いや、悪くねーけど、
俺、観察されてんのかなー?なんてね」



〝想像です〟と、
言わんばかりに、言う樋口さん。



「...............っ、」



うん。全部バレてる。



観察してました、すいません。