1度抱き合うと秋山さんはシャワーに向かった。

ベッドから起きるとシーツには血痕があり、私はシーツを剥がした。

シャワーから出てくると秋山さんは食べ物を注文していた。


「お前、久しぶりだった?出血してただろ?」

「うん、そうだね、私もシャワーしてくる」

真綾は秋山さんのモノが入ってきても痛くなくて初めてというのは全然バレなかった。

食事を終えると秋山さんは話を始めた。

「俺、仕事を辞めようと思う」

「えっ?」

「この前仕事中に腰を痛めただろ?」

「うん」

「その時から治ってはまた違和感あって休みの日に整体行ったりしてるんだけど長い目で見ると考えたりしてさ、ちょうど友達が仕事しないかって誘ってくれてて…」

「そうね、身体は大事」

「ごめんな、落ち着いたらまた電話するし」

「…もう終わりにしようよ」

「何で?」

「私…多分結婚する…」

「は?そんな事ひとことも…」

「言えるわけないじゃん、お互い解ってるよね、結婚は違うなって、確かに一緒にいると楽しいし話もつきないけど」

「…確かにそうだけど俺は関係は続いていくもんだと思ってた」

「そう言ってくれるのは嬉しい…」

「でも結婚て…まだそいつとしてないんだろ?」

「うん…だから最後にまた抱いて欲しい、ちゃんと気持ちも切り替えるし一生忘れない…だって大好きだったんだもん」