「ごめんな?空気、重たくしちゃって」
そう言って。
私の頭を、ポンッと撫でる店員さん。
その手つきは
優しいけど、どこか悲しさもあって。
心がギュゥゥって、
締め付けられるように苦しくって。
気づいたら...........................
──────ギュッと。
店員さんを抱きしめていた。
でも、その体は心なしか震えていて。
それに気づいた私は...........................
「..................っ、大丈夫です、私、吸いません」
彼を、
安心させてあげたくて必死に言葉を出した。