別々にホテルを出てそれぞれで式場に向かった。



受付を済ますと美嘉と合流し、仕事を辞めていた同期の子達も来ていた。



唯菜達の同期は女子は6人いて仲がよくて、辞めた3人とも連絡を取る仲だったのだ。



久しぶりの集まりにおしゃべりは止まらない。




丸テーブルの席次表には女子5人と同期の男子3人が同じテーブルだった。




唯菜の隣には奏多の名前があった。




何故、隣にしたのか理由はわからなかったが、まあ普通に話して同期テーブルは盛り上がった。




男子は披露宴の後に飲みに行くと言っていたから先にホテルに帰っててとコソッと言われた。





歩美達の結婚式が終わり唯菜は先に1人でホテルに戻りゆっくりお風呂に入り部屋のナイトウェアに着替えてくつろいでいた。




日付の変わる頃に奏多が戻ってきた。



「先に寝ててもよかったのに」



スーツを脱ぎネクタイを片手で緩めた。




「楽しかった?」



「あぁ、飲みすぎたかな(笑)」


「じゃあお風呂はやめておいたほうがいいね、部屋着あるよ」



奏多は着替えた。




「歩美綺麗だったね」



「同期で結婚したのあいつらが最初じゃね?」




「そうね、辞めた子とも会えてよかった」




奏多が唯菜に寄ってくる。


チュッと軽くキスをくれた。



酒の匂いする?と聞かれたからうんと答えた



でもいつも飲んだ後に唯菜の部屋に来ていたから唯菜は別に気にしないよと言った。




動くと酔いが回りそうと奏多が言ったから
大人しく寝よっかと唯菜は横になった。