二つの夜。

青春・恋愛

時庭はこ/著
二つの夜。
作品番号
1726073
最終更新
2024/07/01
総文字数
5,354
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
17
ランクイン履歴

総合26位(2024/06/11)

青春・恋愛15位(2024/06/09)

ランクイン履歴

総合26位(2024/06/11)

青春・恋愛15位(2024/06/09)


私には一生忘れない夜がある。



“ 窓に張りついた雨粒を数える ”


そんなふしぎな癖を持つ彼のつらそうな顔が、今でもたまに脳裏を掠める。

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。
“好き”という気持ちがなくなっていても、どうしても忘れられない人っているよな…と共感しながら読んでいました。
交際の始まりがロマンチックだったからこそ、その終わりは受け入れがたくて。
作中にもありましたが、視点を切り替えるとこんなにも印象が変わるのかと、驚きとともに切なくなりました。
宗介がどんな気持ちでいたのかが、気になって仕方ないです……
羽海のことが本当に好きだけど。
元カノとの縁を完全に切るほどの勇気は持ち合わせていなくて。
たくさん悩んだ故の、真剣な表情なのだとしたら。
宗介はとても優しくて、弱かったのかな、と思いました。
しかし、思い出に浸る気持ちを覆すような、羽海と悟のやり取りに全て持っていかれました。
おめでとう、そしてこれからもお幸せに、という気持ちで締めくくられる、素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/07/03 16:09

お疲れ様です。
僭越ながら感想を残させて頂きます。

ふと、昔馴染みやクラスメイト、元恋人を思い出してしまう瞬間ってありますよね。

それが、少し人とは違う、変わり者だと呼ばれてしまうような人なら尚更、今、どうしているだろうと考えてしまいます。

好きな人に似せた癖。そんな最大級の愛情表現から伝わる、宗介の純粋な愛も、ひとつのきっかけで大きく揺れ動いてしまうのが、人の性。

優しい性格だからこそ、元カノとの間に芽生えた命を取り、癖として染み付いた愛を手離した宗介にも、目の下にクマを作るほど、唇が荒れるほどの葛藤があったと思うと、苦しくも、今、互いに幸せになっていてくれたらなという、希望を描きました。

旦那様とのやり取りも、思わず笑みが溢れてしまうほどの微笑ましさで素敵でした!

素敵なお時間をありがとうございました。

これからもご無理のない範囲での活動、頑張って下さい🍅

2024/06/08 12:03

作品拝読しました!

まだ好きっていうわけではないけど、ずっと心に残って忘れられない人っていますよね。
雨粒を数える癖が移ってしまったことも。
それを羽海ちゃん自身は気づいていないことも。
『高校のとき』の羽海ちゃんにその癖があったのを知ってる悟くんも。
全てがきれいに繋がっていて、すごく素敵です。
そして元カレの話を優しく聞いてくれる悟くんがいい夫すぎて、羽海ちゃんは絶対に幸せになれるな、と確信しました。
ラストもすごくキラキラした未来が想像できてよかったです!
素敵な作品をありがとうございました!

2024/06/08 00:21

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