そんな周囲から、
〝気持ち悪い〟なんて印象を受けがちだから。



私は、誰も信用出来なくって。



それで、無意識に周りと距離を取って。



意図的に、自分の殻に閉じこもって。



気づけば、
1人で夜空を見上げている女の子。



そう、言うならば、
──────月だけがお友達。



そう言っても過言じゃないぐらい、
毎日、家の屋根裏部屋から月を見上げるんだ。



「さ、早く片付けて屋根裏行こ、」



1人で黙々と食べるご飯は食べ終わるのも早くて、30分もあれば終わってしまう。



私は使い終わった食器を、
速やかに洗って片付けると。



──────今日も、屋根裏部屋に向かった。