「ずっと前から好きでした、、。付き合ってください。」 はぁまたか、。と俺は心の中でため息をついた。 「ありがとう。気持ちは嬉しい。だけど、今は部活に専念したくて、彼女作らないようにしてるんだ。」
すると彼女は、走るように校舎に戻った。少し泣き目になっていたように見えた。「はぁーあだるすぎ。ほんきになってもらったら困るんだよ。俺はただモテたいだけなんだって。」心の内を独り言にこぼす。俺の名前は、涼風 翼。高校2年生。自分で言うのもなんだけど、顔はイケメン、頭は学年3位に入るぐらい、人当たりも良く男女共に好かれる。おまけに運動神経もよく、部活勧誘が毎日のようにくる。そんな自画自賛を思っていたら、小柄な女子が通りかかった。「あのー。すみません。職員室ってどこですかね、?」急に話かけられ、ゾクッとした。1年生なのか?まぁしょうがなく答えることにした。「北校舎1階の保健室隣ですよ。」すると彼女は、「ありがとうございまーす。ではー!」と走るように北校舎に向かっていた。なんなんだろうな。風のような子だな。俺はぼっーと考えた。その間に少し不安な疑問がでてきた。「おいあの子。俺の独り言聞いてないだろうな、。」そんなことを思っていると。キーンコーンカーンコーン...チャイムがなってしまった。 「やばい。HR間に合わねー」