ソメイヨシノの木の下

青春・恋愛

卯月ゆう/著
ソメイヨシノの木の下
作品番号
1724329
最終更新
2024/05/11
総文字数
2,844
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
1
✿毎年、桜の咲く時期に会いましょう
あらすじ
高校生の僕が出逢ったのは、不思議な雰囲気を持つ女性だった。
遠い空を見上げる姿に僕の心は釘付けになってしまう。

そして、彼女のネックレスがふたりを引き合わせる。

来年も彼女はそこにいた。
あの日と同じ服装で、エメラルドの瞳で。
桜の花びらが開くたびに訪れるものとは……。

ソメイヨシノの木の下で、僕は桜花の思い出をつくる🌸

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この作品の感想ノート

拝読させて頂きました。
最初は、不思議な想いを持って。
2回目は、刹那くも尊い気持ちを抱えて。
3回目は、深い透明な溜息の出るような、記憶を連れて…。

どれも、この物語には相応しくないかもしれません。
でも、始めから最期まで鮮明に移されるエメラルドとソメイヨシノの果敢無い彩りのコントラストに、まるで目を奪われるかのような、眩しさを感じました。

桜花…彼女は、彼の隣で瞳を閉じる事が出来て、幸せだったんじゃないかと思います。
彼の涙は、きっと、とても透明でキレイな結晶となり、淡い景色に溶け込んでくれていたらいいなと思いました。

静かに、それでも二人の温度を確かに感じる、そんな想いを抱かせてくれる、素晴らしいお話でした。

拝読させて下さりありがとうございました。

(もしも、解釈違いが有りましたら、申し訳ありません…)

2024/05/12 13:07

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